浪速の裕次郎というニックネームがつきそうな雰囲気漂うのが、
山口裕次郎投手です。
裕次郎といえば、すぐに石原裕次郎さんが思い出されます。
でも今後、プロ野球界で裕次郎といえば山口裕次郎投手と呼ばれる日もそう遠くない
と思います。
この夏の甲子園に大阪代表として出場した履正社のエースといえば、
寺島投手ですが、同じサウスポーとして大物投手が控えていました。
それが山口裕次郎投手です。
山口裕次郎投手のプロフィール
山口裕次郎(やまぐちゆうじろう)
- 生年月日:1998年
- 出身地:大阪府寝屋川市
- 出身中学:寝屋川市立第二中学校
- 身長:180cm
- 体重:87㎏
- タイプ:左投げ・左打ち
- 野球経歴:寝屋川スカイヤーズ(軟式)、寝屋川ベースボールフレンズ(硬式)、履正社高校
履正社高校野球部といえば、
2年連続トリプルスリーの山田哲人選手(ヤクルト)が履正社OBですね。
そして今年は履正社のエース 寺島成輝投手の存在です。
寺島投手に控えでしたが、山口投手もプロ野球スカウト陣注目の選手です。
既に阪神タイガースのドラフト候補ともいわれています。
つい先日、タイガースの金本監督が公言しているように将来性のある高校生を
今年のドラフトでも指名するそうです。
実際に昨年は望月惇志投手(横浜創学館)をドラフト4位で指名し、
今シーズン終盤に巨人戦に1回だけでしたが1軍初登板をしました。
今年も阪神が同じように高校生を指名してくるようなら、
山口投手が指名されるかも知れません。
山口投手の魅力
山口投手の魅力は、まずあげるところはその体格です。
身長180cm、体重87kgという体格のよさです。
その体格から投げ込まれるストレートは見ていても重そうな感じがして、
バッターはボールを芯でとらえられないとしびれそうですね。
ストレートのMAXは145㎞、コンスタントに140㎞は出ています。
このストレートを中心にしてキレのあるスライダーや変化球を織り交ぜます。
大きく曲がるスローカーブにも特徴があります。
山口投手は腰痛に悩まされていたそうです。
腰痛の影響もあって投球フォームを腰に負担がかからないようにしたそうです。
以前は腰に負担がかかる投球フォームだったということなんですね。
プロ入り前に修正が出来て本当に良かったですね。
夏の甲子園
山口投手にとっての夏の甲子園は、3回戦の常総学院(茨城)戦に先発して、
2回途中で降板しました。チームも敗れてしまいました。
大阪大会では、準決勝の桜宮戦にも登板して好投しています。
この試合には日米12球団27人のスカウトが見に来ていたそうです。
履正社は大阪大会全8試合を戦って失点したのが、たったの4点です。
エース寺島投手と山口投手とのあと2年生の竹田投手(1試合のみ)との併用でしたが、
たったの4点とはすばらしい数字です。
大阪府は、大阪桐蔭などの強豪校がひしめき合っている中で抜きんでていたのかなと
いうのが想像できます。
希望郷いわて国体
履正社高校は、今年の「希望郷いわて国体」で見事優勝しました。
おめでとうございます!
日本一です。
今回のいわて国体の参加チームをご紹介します。
全国12チーム参加
北海(北海道)
盛岡大府(岩手)
盛光学院(福島)
作新学院(栃木)
常総学院(茨城)
木更津総合(千葉)
東邦(愛知)
履正社(大阪)
明徳義塾(高知)
鳴門(徳島)
広島新庄(広島)
秀岳館(熊本)
全国強豪チームによる国体での試合です。
履正社は初戦から決勝戦まで4試合を戦いました。
山口投手は、そのうちの3試合に投げました。
2試合目の木更津総合(千葉)戦では、7回コールドでしたが、
1人で投げきりました。
初戦の相手は、いわて国体地元の盛岡大付に10対6。
2回戦は、木更津総合(千葉)に8対1(7回コールド)。
準決勝は、鳴門(徳島)に6対3。
そして、
決勝は、広島新庄(広島)に14対6です。
過密日程で10月2日から10月5日まで毎日試合でした。
広島新庄は4日にダブルヘッダーだったようです。
正直、この過密日程で試合するのは無理なような気がしますが、
国体という特別な大会なのでよしとしますか。
山口裕次郎投手のtwitter
山口裕次郎投手のtwitterより引用
山口投手はときどきtwitterを更新しています。
山口投手のtwitterは、ユニフォームでない山口投手を見ることができます。
普段の山口投手はマウンド上で見る姿と違ってニコニコしていますよ。
高校生らしく、また野球部というのがよくわかります。
山口投手のtwitterは下記を参照してください。
https://mobile.twitter.com/Y514Y/
2016年ドラフト会議
いよいよ2016年のドラフト会議が近づいてきました。
10月20日(木)に行われます。
山口投手も、プロ志望届を提出していてあとは当日指名を受けるだけです。
指名漏れということはないとは思いますが、当日にならなければわかりません。
阪神に指名されそうな感じがしますが、もしかしたら巨人ということもあるかも
知れません。
巨人には、現在活躍している田口投手や今村投手というサウスポーがいますから
可能性もないわけではありません。(勝手な予想ですみません。)
日本ハム6位指名
10月20日ドラフト当日。
山口裕次郎投手は、日本ハムより6位指名を受けました。
この6位指名には山口投手本人や関係者はビックリだったようです。
というのも、
事前にドラフト3位以内の指名でなければ、
このドラフトではプロ野球へ進むことを断念して、
社会人に進んで3年後のドラフトでプロ野球入りを目指すということを、
各球団に表明していたそうです。
ということは、6位指名だと社会人野球に進むということになるのです。
日本ハムがこの山口裕次郎投手の方針を知っていたにもかかわらず、
あえて6位で指名をしたのは、もしかしたら入団してくれるかも知れないという
可能性にかけたのではないでしょうか?
交渉断念
日本ハムは、11月9日(水)の2回目の交渉(挨拶)において山口裕次郎投手
との交渉を断念すると発表しました。
山口投手の決意は固かったのでしょう。
この決断は山口投手にとってベストな選択だと言えます。
3年間社会人野球で活躍して実績を積んで、
3年後のドラフト会議で上位指名を受ける可能性も出てきます。
3年後が楽しみになってきましたね。
浪速の裕次郎のプロ野球入りを願っています。
山口投手の今後の活躍を期待しております。
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