巨人と楽天の1対1のトレードが成立しました。
このトレードは、パンチ力のある左打者を求める巨人と、投手陣の層を厚くしたい楽天
との希望が合致したトレードとなったようです。
巨人の場合、今シーズンオフ、FA宣言していた山口俊投手(DeNA)と森福充彦投手
(ソフトバンク)の補強をして投手陣の層の厚さが増したことで、小山投手の活躍できる
機会が減ることが予想されていました。
また、人的補償のプロテクトでも小山投手は外れるだろうと予想されていて、
その人的補償の候補に名前が挙がっていたほどでした。
両球団にとっては良いタイミングでのトレード成立ということになりますね。
一方、柿澤貴裕選手は1軍出場こそまだないのですが、今シーズンのイースタンでは
打撃好調で今後ますます活躍が期待されていた選手です。
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それでは小山投手と柿沢選手のプロフィールをご紹介します。
まずは、小山投手です。
小山雄輝投手のプロフィール
読売ジャイアンツ公式サイトより引用
小山雄輝(こやまゆうき)
- 生年月日:1988年12月5日生まれ
- 出身地:愛知県知多市
- 出身中学:八幡中学校(愛知県知多市)
- 身長:187cm
- 体重:82kg
- タイプ:右投げ・右打ち
- 野球経歴:小学校5年生でスタートし、八幡中学校(軟式)、大府高校(愛知県大府市)、天理大学、読売ジャイアンツ2010年ドラフト4位指名、東北楽天イーグルス
- 背番号:94番(2011~12年)・59番(2013年~)
- 年俸:2800万円(金額は推定)
小山投手の出身中学の八幡中学校からは山崎武司氏や浅尾拓也投手(中日)がOBにいます。
浅尾投手は小山投手の4歳上の先輩にあたり、よくキャッチボールをしていた仲だったそう
です。
そういう仲の良い二人が揃ってプロ野球で活躍選手になっているなんて素晴らしいですね。
いつも浅尾投手の背中を追いかけていたのでしょう。
結果それが小山投手自身もプロ野球選手につながっていったのでしょうね。
そして大府高校といえば、巨人の大先輩 槙原寛己氏がいます。
槙原氏は現役時代に完全試合をした大投手です。
天理大では小山投手が初のプロ野球選手になりました。
この天理大時代は一時投手から遊撃手に転向していましたが、
監督が変わったことで投手として再起し、ベストナインにも選ばれたのです。
かなり苦労してきた印象を受けます。
2010年のドラフトは、澤村拓一投手が1位指名でした。その他同期には
宮国椋丞投手がいます。
投手層の厚い巨人ではなかなか出場機会が巡ってはきません。
気持ちを切らさず必死に練習して技術を磨いてきた小山投手の活躍は、
かなり印象が残っています。
主に中継ぎだったのですが、先発も任せられるくらいの実力はある投手ですので、
2軍にいるのはもったいないとは思っていましたが、
今回のトレードにより楽天で活躍できるチャンスは増えてくると思います。
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小山投手の投球
小山雄輝投手の今後の活躍を期待しています。
柿澤貴裕選手のプロフィール
柿澤貴裕(かきさわたかひろ)
- 生年月日:1994年7月30日生まれ
- 出身地:東京都葛飾区
- 出身中学:神村学園中等部(鹿児島県いちき串木野市)
- 身長:179cmメート
- 体重:80kg
- タイプ:右投げ・左打ち
- 野球経歴:神村学園シニア(硬式)、神村学園高等部、東北楽天ゴールデンイーグルス2012年ドラフト6位指名、読売ジャイアンツ
- 背番号:51番(2013・14年)、051番(2015~16年途中)、94番(2016年途中~)
- 年俸:550万円(金額は推定)
柿澤選手はいろいろ変遷がありとても興味深い選手ですね。
まず、守備位置です。
高校では投手として活躍し、楽天入団時には外野手として登録、2016年から内野手登録です。
契約面では、支配下登録から育成契約になり、そして支配下登録に戻っています。
そして2014年の春のキャンプでは、突然「脱水症状による意識喪失発作」で意識を失って
倒れ、トレーナーによる心肺蘇生術と胸骨圧迫マッサージを受けて意識を回復するという経験
をしています。
神村学園のときには、2年夏、3年春、3年夏と3季連続での甲子園出場をしています。
エースで4番に座った3年夏は光星学院に敗れてしまいました。
投手としてよりも打者としての評価の方が高く、楽天入団後は打者としての柿澤選手に
期待がかかったようです。
柿澤選手は入団後4シーズンで1軍出場はありませんが、
プロ野球選手として着実に成長してきていると言えるでしょう。
柿澤貴裕選手の守備と打撃
2016年2軍の成績
- 試合数:98試合
- 打 数:297打数
- 安打数: 85安打
- 本塁打: 4本
- 盗塁数: 7個
- 打 率:.286
打率はイースタンリーグ2位の成績です。
今後の活躍を予感させる成績ですね。
50m6秒00の俊足で遠投120メートルと肩も強く、
内・外野守れるユーティリティプレーヤーとしても魅力が高い選手です。
来シーズンこそ巨人で1軍出場をしてほしいですね。
小山投手と柿澤選手の今後の活躍を期待しております。