2016年11月9日(水)でFAの申請が締め切られました。
今回、FA権を得た選手の中で6人の選手がFA宣言をしました。
近年、FA権を得てもその権利を行使する選手が減ってきてしまっています。
選手のための権利ではあるのですが、行使できる選手はほんの一握りの選手に
なってしまいました。
さて、今年のFA宣言した選手は下記の6人の選手です。
セ・リーグ
横浜DeNAベイスターズ ・・ 山口 俊投手
パ・リーグ
埼玉西武ライオンズ ・・ 岸 孝之投手允
埼玉西武ライオンズ ・・ 栗山 巧選手(残留)
北海道日本ハムファイターズ・・ 陽 岱鋼選手
オリックス・バッファローズ・・ 糸井 嘉男選手
福岡ソフトバンクホークス ・・ 森福 允彦投手
投手3人と野手3人という内訳になっています。
FA宣言するだろうと言われていた、中日ドラゴンズの大島選手と平田選手は、
FA宣言せず残留することになりました。
6人の選手が移籍するチームははたしてどこになるのか楽しみです。
また、FA移籍による人的選手がどの選手になるのかも気になりますね。
さて、ひとりづつ順番にFA宣言選手の紹介です。
山口 俊投手・巨人と契約
(社)日本野球機構公式サイトより引用
横浜DeNAベイスターズの山口俊投手です。
山口 俊(やまぐちしゅん)
年齢:29歳
2016年年俸:8000万円(推定)
FAランク:Bランク
山口投手は、横浜DeNAの守護神として長年活躍してきた選手です。
しかし、近年は先発に転向し、先発でも活躍しています。
横浜DeNAファンとしては、山口投手には是非残留してほしいと思っているはずです。
今シーズンはクライマックスシリーズに球団として初めて進出して、来シーズン以降に
優勝の可能性が出てきている中、山口投手がもし移籍するとなると痛いです。
まだ、移籍するとは決まってはいませんが、巨人が3年6億円という高年俸を用意して
いるらしいので、たぶん巨人移籍になるでしょう。
3年6億円という評価は、山口投手にとっては最高の評価になると思います。
※山口投手は巨人と契約しました。
3年総額7億円
背番号:42番
(金額は推定)
森福允彦投手・巨人と契約
(社)日本野球機構公式サイトより引用
福岡ソフトバンクホークスに所属する森福允彦投手です。
森福允彦(もりふくまさひこ)
年齢:30歳
2016年年俸:1億2000万円(推定)
FAランク:Cランク
1億円を超える高額年俸なのにランクがC。
Cランクとは、新しく所属する側の球団が前所属球団に対して補償はしなくても
良いランクです。
福岡ソフトバンクは高額年俸の選手がズラリといるから森福投手はCランクの選手
になるのです。
森福投手を獲得したい球団は、これまた巨人。
巨人は中継ぎの左投手陣がまだまだ手薄状態です。
現在の森福投手の起用方法は、ほぼワンポイント。
ワンポイントでしっかりと役割を果たしているので、
森福投手は高評価になっています。
ただこのワンポイントの起用方法には森福投手は満足していないようです。
新しい移籍先の球団に対してはどんな起用方法を望むのでしょうか?
森福投手もたぶん巨人入りが濃厚です。
巨人の投手陣は強力なライバルがまた一人増えてしまいますね。
※森福投手は巨人と契約しました。
2年総額4億円
背番号:13番
(金額は推定)
岸 孝之投手・楽天と契約
(社)日本野球機構公式サイトより引用
埼玉西武ライオンズでFA宣言した選手は2人います。
そのうちの一人が岸孝之投手です。
岸孝之(きしたかゆき)
年齢:31歳
2016年年俸:2億5000万円(推定)
ランク:Aランク
埼玉西武ライオンズのエース級の投手がFA宣言しました。
岸投手は10年在籍している西武で7年は10勝以上している投手です。
西武としても残留してほしい投手です。
残留してもらうために西武が提示している条件は4年契約。
あとは金銭面での上積みが見込まれています。
岸投手のようなエース級の投手は他球団でも間違いなく欲しい選手です。
ただ、Aランクの選手であるため、人的補償+年俸の50%の金銭補償も条件
になっているので、財政的に獲得できる球団も限られてしまいます。
楽天が獲得に興味を示していますが、
果たして西武以上の条件が提示できるかどうかです。
出来高報酬や契約更新も選手の意向に沿った内容となるかと思います。
高評価に値する素晴らしい投手でまだまだ活躍が期待される選手ですね。
※岸投手は楽天と契約しました。
4年総額16億円
背番号:11番
(金額は推定)
栗山 巧選手・西武残留
(社)日本野球機構公式サイトより引用
埼玉西武ライオンズFA宣言二人目の選手が栗山巧選手です。
栗山巧(くりやまたくみ)
年齢:33歳
2016年推定年俸:2億円+出来高
ランク:Aランク
栗山選手は、FA宣言しての西武残留となりました。
次のFA取得までは4年あります。
4年後は栗山選手も37歳となりますので、
今後自らの意思で移籍ということにはならないでしょう。
契約は単年契約。
1年でも長く栗山選手の活躍が見れることを期待しています。
陽岱鋼選手・巨人と契約合意
(社)日本野球機構公式サイトより引用
北海道日本ハムファイターズの陽岱鋼選手です。
陽岱鋼(ようだいかん)
年齢:29歳
2016年年俸:1億6000万円(推定)
ランク:Bランク
陽選手のFA宣言は難しい決断だったことでしょう。
日本ハムの日本一に貢献して、チーム内は非常に仲が良くて愛着があるチーム
だったとおもいます。
そのチームを離れることになると気持ちが揺れ動くのも当たり前です。
チーム事情もあるので、FA宣言して移籍する選択をした陽選手。
新しい移籍先球団でも活躍することはほぼ確実なので、
獲得したい球団も多いと思います。
楽天をはじめ、オリックスなどが候補となっていますが、
実際はどこになるのかわかりません。
巨人ということもありそうです。
※陽選手は巨人と契約合意しました。
5年総額15億円
背番号:2番
(金額は推定)
糸井嘉男選手・阪神と契約
(社)日本野球機構公式サイトより引用
オリックスバッファローズの糸井嘉男選手です。
糸井嘉男(いといよしお)
年齢:35歳
2016年年俸:2億8000万円(推定)
ランク:Bランク
糸井選手は35歳ですが、まだまだ活躍が期待される魅力のある選手です。
走・攻・守の三拍子揃っていて毎年結果をだしていますね。
2016年はパ・リーグ盗塁王を獲得しました。(53盗塁)
打率も.3068と3割越えという数字をたたき出しています。
素晴らしい成績です。
移籍先が有望視されているのが阪神タイガース。
しかし、オリックスも残留要請しているだけに結果はどうなるのでしょうか?
阪神が提示されている予想される条件は4年契約で年俸総額は18億円。
大型契約になりそうです。
糸井選手はFA宣言に合わせて髪の毛の色を金髪から黒髪にしています。
これからの交渉から目が離せませんね。
※糸井選手は阪神と契約しました。
4年総額18億円
背番号:7番
(金額は推定)
FA宣言した選手の移籍先が決まりました。
やはりというか、FA移籍先が巨人に集中しましたね。
FA宣言6人中3人が巨人です。
来シーズンの巨人は布陣が大きく変わりそうです。
FA移籍が決まりますと、
このあとの人的補償に注目が集まります。
いったいどの選手が人的補償で移籍するのでしょうか?
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